あなたは、
老後にいくら必要だと思いますか?
世代間の扶養
日本の年金は、積み立てた保険料を老後に受け取る
積立方式ではありません。
高齢者を現役世代が扶養する世代間扶養です。
世代間扶養の割合を、所得代替率と言い、
法律で決められています。
チョット、ごまかされた感じ
実は、所得代替率の割合は多く見える様に細工されいます。
高齢者が受けとる年金は、
社会保険料、所得税を引く前の総支給額で計算され、
現役世代の所得は、社会保険料、所得税を引いた
手取りで計算されているからです。
高齢者の年金 総支給額
━━━━━━━━━━━━━━ = ━━━━━━
現役世代の所得-社保-税金 手取額
つまり、年金額の割合が高く見える様に計算されます。
欧米では税や社会保険料を両方含めるか、
両方除外して算出するのが一般的です。
分子と分母を合わせるのが常識です。
再試算してみると!
厚労省によれば、
会社員の夫と専業主婦の2人のモデルケースの場合
13年度の厚生年金の所得代替率
現在の計算 →62.6%
いずれも手取り →53.9%
いずれも社会保険料等込 →50.9%
50%を割り込みそう!
経済成長率が実質0.4%のプラス成長の場合、
43年度の所得代替率は50.6%と試算されていますが、
計算方式を変えると…
毎年昇給が続くのが前提の試算!
20年後に、今の20代が40代になり、日本経済を担います。
あなたの会社では、20・30代の給料と
50・60代の給料では、どれぐらい違いますか?
今から20年後に日本の競争力は、どうでしょうか?
日本の競争力が低下した場合に、
更に現役世代の収入が減ることが予想されます。
その減った現役世代の50%が
モデル的な厚生年金の支給額となります。
実は、それもあてになりません。
高齢者に比べて、支える現役世代が少なくなるからです。
年金で、余裕の老後は…??
日本の年金は世代間扶養!
私は55歳。
15年後の70歳になる私の年金を支えてくれるのは、
今の20代+15年=40代
20代、30代の人材育成は重要!!
しっかり利益を稼いで、昇給し、
将来の年金を払ってもらいましょう(笑)
あなたの会社では、
人材育成に力を入れていますか?
将来の年金の担い手です。
一覧ページに戻る