最近社長様より
『配偶者控除150万円になるって聴いたけど、
どうなの?』
と質問を頂くことが多いです。
今日は、
できるだけシンプルに
配偶者控除150万円を考えます。
配偶者控除 150万円に!
平成30年より、
配偶者控除が
150万円に引き上げられます。
(年収別の控除額は最後に)
それによって、扶養控除だけを
考えると150万円まで働くのが
お得なように思えますが、
実は違います。
社保130万円の壁が…
実は、配偶者控除より、
手取りに大きく影響するのは
社会保険だからです!
社会保険の扶養は
130万未満です※。
130万円未満であれば、
(1)配偶者の健康保険で
お医者様にも3割負担で受診できます。
(2)国民年金も第3号被保険者となり、
保険料を納めなくても、
基礎年金がもらえます。
※60歳以上と一定の障害者は180万円未満
130万円を超え、社保に加入すると…
ところが、130万円を超えると
社会保険の扶養家族から外れます。
保険料は、給与総額の約15%と高額!
月給150,000円→約22,000円
つまり…
夫婦の合計所得900万円以下の
500人以下の会社に勤める
パートさんにとって
【60歳未満】
103万円→130万円の壁に!
【60歳以上】
103万円→150万円の壁に!
なお、
正社員の週所定労働時間の
3/4以上勤務する
パートさんは、
社会保険に加入することに
なります。
配偶者控除の年収制限
居住者 控除対象 老人控除対象
の合計所得 配偶者 配偶者
900万円以下 38万円 48万円
900万円超 26万円 32万円
950万円以下
950万円超 13万円 16万円
1,000万円以下
なお、被保険者数501人以上では
106万円の壁もあります。
人手不足の中、
パートさんの時給をアップしてくる
会社が増えることが予想されます。
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