今日は、「価値」を伝えることの
大切さについて、お話します。
皆様は、
大行列で有名なクリスピードーナツを
食べた事がありますか?
美味しかったですか?
1月3日にクリスピードーナツの1号店が
閉店しました。
10年前、
開店のニュースを見て
ワザワザ新宿で並んで買った思い出の店です。
え~違う!
寒さに震えながら待つこと1時間、
店内に入るちょっと手前で
試食のドーナツをもらいました。
手にすると、温かい。
触ると、ふわふわで柔らかい。
口に入れると、すぐに溶けてしまう。
買って帰れば家族も喜ぶと、
意気揚々で帰宅し、
当時可愛かった子供に食べさせると…
「パパ、美味しい」の声がでません。
「おかしいなぁ」と思って食べると、
ただ甘いだけで、あのフワフワ感や、
消えてなくなる口溶けはありません。
出来たてのときだけ!
騙された!と思い、箱を良く見ると…
「8秒チン」で出来たてに!
『電子レンジで温めると
美味しく召し上がれます。』
「8秒チン」してみると、熱々フワフワに!
行列で食べたドーナツがよみがえりました。
しかし、店頭では?
8秒チンすると「絶品!」と解ってから、
失望→感動に気持ちが一気に変化し、
クリスピードーナツのファンになりました。
クリスピードーナツも、ますます有名になり
全国に出店、豊田町のララポートにも開店
しました。
店を見つけると、良く買います。
しかし、店頭のスタッフから「8秒チン」を
教えてもらった記憶はありません。
しかも、店内飲食の際も「温めますか?」
の声がありません。
店内に電子レンジが設置されていても…
「8秒チン」を知っている人の割合は?
ネットで検索したところ、
約半分が「8秒チン」を知らなかったそうです。
おそらく、
買った半分以上の客が「8秒チン」もぜずに、
店内でも、温めてもらえず
食べたのではないでしょうか?
そして、「甘いだけじゃん」とか
「2度と行かない」と判断したのではないで
しょうか?
テイクアウトの客に「8秒チン」を伝え、
店内で「温めますか」を聴くことを
徹底していたら、
ガッカリした客をグッと減らし、
リピーターを獲得できていたのでは
と残念に思います。
自分を振り返ってみると~
クリスピードーナツの「8秒チン」ほど
劇的な違いではないにしても…
自分たちのビジネスで、
お客様に伝えていない商品の使用方法、
サービスのメリット
他の特典など
自分たちの「8秒チン」を伝えているか
心配しています。
助成金の利用率も約50%、
社会保険料削減や
就業規則も、
セミナーの参加率もまだまだ低い~
私も、案内不足だと反省しています。
お客様に
・商品の使い方
・商品の種類
・商品のメリット
・商品を使って得られるベネフィット
・使い方のコツ
を伝えることは重要です。
皆様の仕事では
伝えると効果的な価値=「8秒チン」
は何ですか?
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