土手に彼岸花が咲いていました。
秋の彩りが深まってきましたね。
さて今日は、『有給』のお話です。
本来は、有給買上は禁止
有給休暇の買上げの予約をし、
請求できる有給休暇の日数を少なくしたり、
請求された日数を与えないことは、
法第39条の違反です。
(S30年11月30日 基収第4718号)
例外的に認められる場合
買上げが認められるのは、
1…法定日数を超える部分
2…退職時に未消化で残っている部分
※退職後には、
有給の権利を行使することは
そもそもできないからです。
3…時効によって権利の消滅した部分
有給は、2年間で時効により消滅します。
消滅した部分は、
法律の関知するところではない
と考えられるからです。
ただし、
有給促進のブレーキにも
なりかねないので…
取扱いは慎重に!
社会保険料がお得に
なお、有給買上げにより
退職日が前倒しになります。
結果、
社会保険の資格喪失日も前倒しされ、
月末より前になると
社会保険料の会社負担分が1ヶ月分、
お得になります。
従業員のメリット
有給消化期間中、
次の会社に就職することが
就業規則で禁止されている会社も多いです。
また、有給消化中の転職は
社会保険に2重に加入する必要があります。
有給買上げの場合は、
退職日が前倒しされるので
早く転職できるメリットがあります。
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