夜になると秋の虫の声が
聞こえるようになりました。
秋の気配に気持ちも安らぎますね。
マネジメントの教科書
あなたは、
インテルを率いた伝説のCEO
アンディ・グローブの書いた
『ハイアウトプット・マネジメント』を
読んだことがありますか?
今から20年以上前の
1995年に書かれた本です。
しかし、少しも古くさくありません。
スゴイ本です♪
ちょっと解りづらい本で、
繰り返し読まないと
理解できません。
でも、とても参考になります。
私は、
「働き方改革」を進める上で
この本を読み直しました。
仕事は「生産活動」
広告、企画、営業、事務も含め、
実は、ほとんど全ての従業員が
「生産活動」を行っている。
広告のアイデアを考えるのも、
請求書を発送するのも、
お客様と契約するのも、
書類を作るのも、
もちろん、製品を作るのも…
すべて何かを「生産」している。
だから、
「生産」を管理するノウハウは、
全ての仕事の管理、
つまり、
マネジメントに活かすことができる。
本当?
え~、社労士でも使えるの???
朝食工場 = 朝食のレストラン
舞台を、
朝食を作るレストランに変えて、
生産性を上げるコツを見ていきましょう。
・ゆで卵
・トースト
・コーヒー
を作り、お皿にならべて
お客様に提供します。
全体を制約する工程は?
生産性を上げるカギは、
どの作業が
「最も時間のかかる工程か?」を考え、
対策を打つことです。
作業の中で大部分を占める
中心的なステップを
「リミッティング・ステップ」と言います。
例えば、
ゆで卵 6分
トースト 4分
コーヒー 2分
だとすると、
ゆで卵が
「リミッティング・ステップ」です。
そして、生産計画は、
「ゆで卵」を中心に組み立て、
他のステップは
それぞれの作業時間に応じて調整して
段取りを組みます。
この段取りが詳しく書かれているのが…
先ほどご紹介した
『ハイアウトプット・マネジメント』には、
生産計画の考え方が
メチャクチャ詳しく書いてあります。
組み立ての場合はどうか?
機械化した場合はどうか?
在庫を持つ意味は?
検品の重要性は?
例えば、
どの段階でも検品が重要かなど…
問題解決は、付加価値が最低の段階で…
モノは、
生産工程を進むにつれて、
付加価値がつく!
ケースの卵
↓
手にとった なま卵
↓
鍋の ゆで卵
↓
皮をむいた ゆで卵
↓
プレートにのった ゆで卵
↓
お客様に提供された ゆで卵
だから、
問題は、
付加価値が最低の段階で発見しよう。
なるほど…
採用活動でも
大学で歩いている学生
↓
サイトに応募した学生
↓
就職説明会にきた学生
↓
面接した学生
↓
内定を出した学生
↓
内定を承諾した学生
↓
入社した社員
↓
新入社員研修をした社員
↓
配属された社員
採用活動が進むにつれて
掛けた手間とコストは増え、
付加価値が上がっています。
全ては、生産活動か?
なるほど!
でも、人手不足だからな~
生産性を上げるコツ
ちょっと難しい本です。
でも、生産性を上げるコツが満載♪
お奨めの本です。
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