
- 「従業員が保険証を使えなくなるのでは?」
- 「退職者の保険証回収はもう不要って本当?」
2025年12月の健康保険証廃止で、多くの社長が同じ不安を抱えています。
特に今回は、“保険証そのものが終了する”ため、会社側の実務も例外なく変わります。
従業員への案内が遅れると、医療機関でトラブルになったり、問い合わせが一気に増えて対応が混乱する可能性があります。
本記事では、
2025年12月2日以降、健康保険証が廃止される理由・制度内容・会社がすべき実務対応を、社長向けにわかりやすく整理しました。
この記事を読めば、自社のリスクが明確になり、何から着手すべきかが具体的に分かります。
「うちの会社、大丈夫かな?」
と思われた社長はぜひ、**無料相談(オンライン90分)**をご活用ください。
この記事の最後にご案内しています
制度のポイント
健康保険証は2025年12月1日で廃止
2025年12月2日以降、従来の“健康保険証”は完全に使用不可になります。
◼︎ 重要な日付
- 健康保険証の最終有効期限:2025年12月1日まで
- 12月2日〜:マイナ保険証 or 資格確認書のみ利用可能
マイナ保険証とは何か(制度のしくみ)
マイナ保険証は、マイナンバーカードに健康保険証機能を紐づけたものです。
医療機関の受付端末にかざすと、本人確認と資格確認が同時に行われます。
主なメリット
- 医療情報(医療費・薬剤情報・検査結果)の共有がスムーズ
- 高額療養費の事後申請が不要になる
- 誤記入や資格確認漏れが減る
- 医療DXで受付が効率化
※従業員本人の手続きで登録が必要な点に注意。
マイナ保険証がない場合は「資格確認書」で対応
2025年12月以降、マイナ保険証を持たない人は
医療機関受診時に「資格確認書」の提示が必須になります。
<資格確認書の特徴>
- 健康保険加入を証明する書類
- 有効期限は最長5年
- マイナ保険証を保有していない従業員、及びその被扶養者に自動的に郵送
- 協会けんぽ加入者には 2025年7〜10月頃に郵送
間接コストの可能性
- 従業員からの問い合わせ増加
- マイナ保険証登録サポートにかかる工数
- 電子証明書の期限切れによるトラブル対応
特に、電子証明書の更新忘れが最も多いトラブル原因になると想定されます。
会社が注意すべきリスク
① 電子証明書の期限切れによる受診トラブル
マイナ保険証の利用には、
マイナンバーカード内の電子証明書が有効であることが必須。
電子証明書は
発行から5回目の誕生日までが有効期間です。
カード本体とは期限が異なるため、従業員が放置しているケースが多くあります。
▶ 期限切れ=医療機関の窓口で使えない
② 社内からの問い合わせ急増
以下の質問が短期間に集中することが予想されます:
- 「資格確認書って何ですか?」
- 「マイナ保険証の登録方法を教えてください」
- 「退職時、保険証は返さなくていいんですか?」
問い合わせ対応だけで総務担当者がパンクし、
業務が止まる企業も出ています。
③ 退職時の保険証返却ルール変更による混乱
健康保険証廃止後は、
**退職時の保険証回収が“不要”**になります。
しかし、誤って
「保険証返却してください」と案内してしまっている企業が続出しています。
会社が今すぐ準備すること
① 従業員向けに制度の周知
- 健康保険証の廃止日
- マイナ保険証の登録手順
- 資格確認書の取り扱い
- 電子証明書の更新チェック
をセットで案内する必要があります。
② 就業規則・退職手続の見直し
退職時の「保険証返却」を規程に書いている会社は多いです。
2025年12月以降は削除が必須です。
③ 電子証明書の更新漏れ防止フロー
- 誕生日月に自動リマインド
- 全社員へ一斉通知のしくみが必要。
④ 自社のリスクセルフチェックリスト
□ 健康保険証廃止の日付を社内に周知した
□ マイナ保険証登録の説明資料を準備した
□ 資格確認書の扱いを理解している
□ 退職時の保険証返却ルールを削除した
1つでも空欄なら、対応の見直しが必要です。
よくある質問
Q1:マイナ保険証は会社がまとめて申請できますか?
A:できません。本人によるマイナンバーカード操作が必要です。
Q2:資格確認書は会社で申請しますか?
A:不要です。協会けんぽ加入者には自動送付されます。
Q3:退職時の健康保険証は必ず返却不要ですか?
A:はい。制度廃止後は返却が求められません。
Q4:電子証明書の更新を忘れても医療機関で対応できますか?
A:原則不可。更新しないと受付でエラーになります。
まとめ
- 健康保険証は2025年12月1日で廃止。
- 従業員への案内を怠ると、医療機関でのトラブル・社内問い合わせが急増します。
- 退職時の保険証返却ルールは削除必須。
- 電子証明書の更新漏れは最も多いトラブル原因。
- 今のうちに社内体制を整えることで、年末の混乱を防止できます。
⑨ロームが提供できるサポート
ロームでは、社長が制度の細かい内容を理解しなくても済むよう、
丸投げで“任せられる”実務サポートを提供しています。
■ 企業向けサポート内容
- 健康保険証廃止に関する制度要点の整理
- 従業員向け説明資料の作成(テンプレ付き)
- 就業規則・退職手続き文言の改訂
- 総務担当者の負担軽減
- 社長への個別アドバイス(最短即日)
「とにかく混乱なく移行したい」という企業から多く相談をいただいています。
無料相談のご案内
健康保険証廃止は、制度そのものが大きく変わるため、
中小企業ほど影響を受けやすいテーマです。
ロームでは、社長が今抱えている不安をそのまま相談できる
**“無料オンライン相談(90分)”**を実施しています。
■ 相談内容の例
- 制度の理解(要点だけ整理)
- 自社のリスク診断
- 実務フローの設計
- 規程のどこを直すべきか
- 給与計算の影響チェック
- 自社に最適な対応方針の提示(その場で)
まずは社長の不安をゼロにするところから、私たちにお手伝いさせてください。






