先週の『ホーソン実験』の話につづき、
今日は科学的管理方法の父、
『テイラー』の話です。
私、テイラーも大好きです。
ところで、ロームは毎朝、
ペアでコーチングをしています。
良かったら見学に来て下さいね。
ストップウォッチ!
ロームの朝礼では
・ストップウォッチ
・鐘
の二つが大活躍!
『コーチング始めて下さい!』
3分間経つと
チーン♪ 『交代して下さい!』
また、3分間経つと
チーン♪ 『環境整備 始め下さい!』
10分経つと
チーン♪ 『環境整備 終わって下さい!』
動作研究、時間研究をしたテイラーも
ストップウオッチが大好きでした。
私と一緒です(笑)
100年前!アメリカの工場は??
移民も多く
人種もバラバラ、
ベテランも少なく
やり方はバラバラ。
能率も悪い。
労働者は、みんなでサボらないと
ひどい目にあう。
経営者は、
従業員はサボるのが当たり前。
「シッカリ監視して働かせなければ」
と思っていた時代です。
超苦労人、「テイラー」
「科学的管理法の父」と
呼ばれるテイラーは、優秀な人物です。
弁護士を目指し、
超難関のハーバード大学法学部に進学し
ます。
しかし、視力が低下する病気に罹り、
弁護士の道を断念!
故郷のフィラデルフィアに戻り、
ポンプ工場に見習いとして就職します。
その後、エンジニアとしての資格を得て
ミッドベール製鉄所に作業者として
転職しました。
テイラーが目にした光景
転職先で
テイラーの目にした光景は、
経営者の目を盗んで、
工員達が怠ける姿でした。
歩合率を下げると
当時、工場では出来高制で、
給与が支払われていました。
従業員が一生懸命働き、出来高が増えると、
経営者は、歩合率を一方的に下げていました。
頑張る
↓
出来高増加
↓
歩合率低下
↓
賃金減少
みんなでサボれば怖くない!
ガンバると歩合率を下げられた従業員は
みんなでサボれば給料が変わらないことに
気づきます。
頑張らない
↓
出来高=変わらない
↓
歩合率=変わらない
↓
賃金 =変わらない
「組織的怠業」と言います。
相互に不信感を持っていた
経営者も従業員も、
お互いに強い不信感を持っている時代でした。
お互いの不信感で、お互いに損している
光景を目にしたテイラーは、工場の組長
に昇進しました。
そこからテイラーの快進撃が始まります。
【続きは明日】
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