今日は節分ですね。
ロームでは先日少し早めに
節分パーティーをして楽しみました。
突然ですが、
あなたは
労務管理に革命をもたらした
『ホーソン実験』を
ご存じですか?
私は、ホーソン実験が大好きです!
学生のとき、
この話を聴いたときの
感動は今も忘れられません。
この実験は、今から90年前の1924年に、
アメリカのホーソン工場で
『作業場を明るくすれば
生産性が向上する』
という仮説を
実証するために行われました。
照明実験?
Aチーム 照明を明るくする→生産性向上
Bチーム 照明を変えない→生産性向上
予想通り、照明を明るくしたAチームの
生産量は増加しました。
ところが、照明を変えないBチームの
生産量も増加していたのです。
この不思議な現象に、エルトン・メイヨー
率いるハーバード大学研究班が注目し、
さらなる実験が行われました。
組立実験!
計画的な休憩時間、給食、労働時間の短縮
など色々な労働条件を改善してみると、
その度、生産性が向上していったのです。
この成果に驚いた研究班は、一挙に労働
条件を実験前に戻してみました。
当然、生産性は悪化するはずでしたが、
かえって生産性は向上し、最高を記録し
たのです。
なぜ、生産性が向上したのだろう?
生産性を向上させた原因は、作業環境、
労働条件の変化ではなく、労働者の意識の
変化にありました。
実験を通じて注目された女性作業員たちは
自分たちが選ばれた存在だと意識し、
・有能感
・達成感
・一体感
を強く感じることができました。
これこそ、仕事をする上で
長い間満たすことができなかった
『欲求』
でした。
これを満たしたことで、
労働者は、
以前にも増して一生懸命に
働くようになったのです。
面接実験…2万人以上の労働者と面接
その事実を確かめるために、研究班は
2万人以上の労働者と面接し、自由な意見
を求め、話に耳を傾けました。
そして、面接で寄せられた提案の多くが
採用されると、
作業員モラルが一挙に高まり、
さらに生産性が向上したのでした。
注目されたい、認められたいという
欲求は、今も変わりません。
あなたは、
注目したり、関心を示したりすることで、
従業員のやる気や生産性が上がった
体験はありますか?
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