社会保険労務士法人 ロームのお役立ち情報

2018.08.17

社労士とは?何してくれるの?契約すると得なの?

この記事は、
「社長にとって、社労士とは何か?」
「社労士は、何をしてくれるのか?」
「契約すると得なのか?」
「どうして、顧問契約がお得なのか?」
「選び手である社長は、どうして強いのか?」

を知りたい社長さまに、プロの視点から対話形式でまとめたものです。

最後までお読み頂けると嬉しいです。きっと、あなたの悩みがズバリ解消されます。では、早速はじめます。

(※このページは2020年12月11日に更新しました。)

1.社労士とは何者か?

1-1.社労士=「社会保険労務士」の略称で国家資格の1つ

社長:社労士って、何?
私 :社労士は、社会保険労務士法に基づいた国家資格者です。
社長:そんなのわかっているし、もっと、解りやすく説明してよ!
私 :ごめんなさい。社労士になって、28年目の私ですが、
  「社労士って何者」と質問されると、正直なんと答えて良いか、悩むのデス。
社長:エッ!それじゃ~、困るよ。

1-2.社労士の仕事範囲はすご~く広い




私 :質問されて困るのは、社労士の仕事の範囲がすご~く広いからなんです。

担当する主な法律だけで、こんなあります。

  • 労働基準法
  • 労働安全衛生法
  • 労災保険法
  • 雇用保険法
  • 健康保険法
  • 国民年金法
  • 厚生年金保険法
  • 高齢者等雇用安定法
  • 男女雇用機会均等法
  • 育児・介護休業法
  • パート労働法
  • 労働契約法

社長:意外とたくさん、あるんだね。
私 :はい。

私 : 企業の成長には、お金、モノ、人材が必要ですよね。
    その中で一番の悩みは何ですか?

社長:そうだね。かな~。
私 :社労士は、その「人」、つまり「人材に関する専門家」なんです。
社労士法で
  • 労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、
  • 事業の健全な発達と
  • 労働者等の福祉の向上に資すること
を目的として、業務を行うように決められています。

1-3.労働者の福祉の向上




社長:労働者等の福祉の向上って、社長にとって、あまり有り難くないかも(笑)
私 :エッ!どうして、そう思いますか?

社長:今、経営が厳しいからな。
私 :なるほど、それは大変ですね。
一方で、
「社労士と契約してから、定期昇給をするようにあり、定着率が良くなった」とか.
「世間相場を意識して、求人するようになり、応募が増えた」と
喜んで頂く社長さんも多いです。

社長:なるほどね。
私 :経営で、大切なのはバランスなんです。世間相場より賃金が低いと定着率が下がります。

社長:確かにね。人の入れ替わりが多いと、求人広告の費用が、採用面接の時間がいるよ
私 :仕事の引き継ぎの時間や、新人を一人前にするまでの教える社長の時間を
考えると、ものすごい費用が掛かっています


2.社労士は、何をしてくれる?

 

2-1.社労士の主な仕事①人事と労務





社長:つまり、社長にとって、社労士は何をしてくるの?
私 :人事と総務で、社長が本業に集中できるお手伝いをする人です。

社長:具体的にいうと。
私 :会社と契約する社労士の仕事は、主にふたつです。

  1. 労働関連法令や社会保障法令に基づく書類等の作成代行、
  2. 労務管理や労働・社会保険に関する相談・指導です

2-2.社労士の主な仕事②:事務の代行




社長:労働保険や社会保険の事務の代行屋さんですか?
私 :はい、確かに社労士のほとんどの仕事は、事務をともないます。

社長:事務って、誰でもできそうだね?そのうち、AIでなくなりそうだね。

私 :「誰でもできると」と思うでしょ?でも、奥が深いです。

社長:本当?(疑いのマナコ)
私 :労働関係や社会保険の法律って、毎年コロコロ変わるのご存知ですか?
社長:そうなの~
私 :例えば、育児介護休業法は、2017年に2回も法改正がありました。
だんだん、複雑になっているです。

社長:へぇー、何をやってくるの?
私 :面倒な事務処理を、会社に代わって代行します。

社長:そんなに大変なの?
私 :今は、パート、派遣、バイト、期間契約など色んな雇用のカタチがありますよね
社長:確かに
私 :労働条件も、フクザツになっています。法律も社会も複雑になり、事務を正確に行うのが難しくなっているんです。
社長:なるほど!でも、事務代行屋さんでしょ。

2-3.社労士は、ただの事務の代行屋ではありません。




私 :事務って誰がやっても、結果が同じだと思っているでしょ?
社長:法律が同じだったら、同じ結果になるでしょ。

私 :実は、違うんです。
社長:エッ!

私 :「どういう風に法律を適用し、どんなルールを決めてどれだけ適切に運用できるのか」が大切なんです。

社長:具体的にいうと?
私 :例えば、病気で3ヵ月とか、長期欠勤した社員にどう接するのか?病気の社員に辞めてくれとは言いずらいですよね。

社長:確かに。病気の社員に辞めてくれてはいえない。

私 :そんな場合は、就業規則で「休職」というルールを定めておきます。例えば、病気による欠勤が3ヵ月になったら、「休職」を命じます。更に3ヵ月が過ぎても復職できない場合は自然退職となるルールです。

社長:そうだ。うちの就業規則にも、「休職」がある。
私 :どういう事務処理で適切に運用すればよいでしょうか?

社長:ちょっと、面倒な感じがする。

私 :病欠した場合は、「欠勤になるのか?有給休暇を提案するのか?」その選択をしないといけません。欠勤になれば、傷病手当金の請求の案内と手続きが必要です。

社長:ずいぶん、考えることがあるだね。
私 :さらに、欠勤した日を記録し、休職通知を発行する日を決めないといけません。そして、退職した場合には、傷病手当金を受け取れるか、どうか?どういう場合に障害年金を受け取るか?通知と説明はどのタイミングでどう話すのか?

社長:事務って面倒なんだね。

私 :そうなんです。法律と制度が、複雑に絡んで事務処理が行われます。会社としてどんな対応をとるのが良いのか、実は単純作業ではありません。
社長:確かに!

2-4.「請求主義」とは?




私 :社会保険、雇用保険、助成金は、「請求主義」です。
社長:「請求主義」って?
私 :請求手続きをしないと、たとえもらえる権利があっても受け取れないということです。

社長:ええええ~!社会保険料は高いから、しっかり活用しないと損だね。

私 :どういう対応をすると得なのかを考えて行動し、その対応に伴い、どう事務処理をするのかで、結果が変わります。
社長:どういう「対応」をするかで、事務処理の結果が変わるというなの?
私 :はい。

社長:一見、単純に見えるのは、「どうすれば一番良いか?」を考えないからか!
私 :どうすれば、「得なのか」を知らなければ、事務はシンプルになります。
社労士は、労務管理のアドバイスをしながら、事務を行うところに特徴があります。

2-5.社内では誰にも相談できない!人事労務の相談相手


社労士は、人事労務の相談相手として最適です。

  • 賃金をいくらにするのか?
  • 辞めてもらいたいけど、どうしたら良いか?

人の悩み
はつきません。

しかし、社内には人の悩みを相談できる人がいません。下手に相談してウワサになるのが怖いからです。

社労士は、社内では他人に話せない社長の相談相手に最適です。

社労士を、人事労務の相談相手として活用して下さい。相談力がある社労士は、1時間でも、2時間でも、社長の話を聴いてくれます。適切な質問と相づちで、社長の気持ちに寄り添い、課題を整理し、解決の糸口を探ります。

とにかく、「課題解決のプロ」として期待して、相談してみてください。プロとして期待すると、多くの社労士は、力を発揮してくれます。

2-6.相談できる内容は、こんな感じです。




【労務管理について】

  • 就業規則を作ってもらいたい
  • 正社員からパートになりたいる人がいるけど、どうしたらよい?
  • 50人を超えたから、どうしたらよいか相談したい
  • 問題社員のトラブルを何とかしてほしい、どうすればよいの?
  • ガンになってしまった社員がいる、どうしよう?
  • うつ病になったしまった社員がいる、どうしよう?
  • 新人が急に来なくなってしまった、どうしよう?
  • 労働基準監督署の調査にあたった、どうしよう?
  • 未払い残業を請求されて困っている、どうしよう?

【社会保険、労災、年金、給与計算、助成金】
  • 役員報酬を見直して年金をもらいたいけど、良いアイデアある?
  • 妻の専務が定年して年金生活したいんけど、どうすれば得なの?
  • 仕事が原因で腰痛になった相談を受けたけど、どうしよう?
  • 通勤途中で事故にあった、どうすればいいの?
  • 総務担当者が急にやめて困っているから、事務を頼めないか?
  • 給与計算が面倒、代わりにやってほしい。
  • 入退社の事務処理をやってほしい
  • ともだちの社長から助成金をもったと聴いた、自分も活用してみたい
  • 社会保険料について相談したい。

【労務管理】

  • 社員のやる気を引き出したい、どうしたらよいの?
  • 女性社員を活躍させたい、研修できる?
  • 人手不足を何とかしたいけど、どうしたらよい?
  • 優秀な経験者を採用したいけど、何か手はある?
  • そろそろ、2代目に代わりたいけど、どんな段取りが得?
  • 人件費をコストダウンしたいけど、どうすればよいの?
  • 資金繰りが厳しい、リストラ(整理解雇)の相談をしたい。
  • 営業社員の売り上げを上げたい、どうしたらよい?
  • 生産性を上げたいけど、どうすればいいの?
  • 新人の育成スピードをあげたい、何から手をつけたら良いの?
  • 残業を減らしたい、どこから手を付ければいいの?
  • 同一労働同一賃金って、どう対応すればいいの?
  • 働き方改革に何から始めればよいの?

2-7.年金相談

 

複雑な年金制度をどなたにも分かりやすく説明し、必要に応じて各種事務手続きをお手伝いします。
障害年金などは、年金に特化した社労士がいます。これは得意、不得意が出る分野です。
恥ずかしながら、私は障害年金は良くわかりませんので、社内の詳しい社労士にお願いします。

2-8.紛争解決手続き代理


裁判ではなく、「あっせん」という手続きにより、簡易、迅速、低廉に解決します。
この仕事は、特定社会保険労務士という「資格」が必要です。

3.社労士と契約すると得なの?

浜松 社労士

社長:じゃ~顧問契約をすると、どんなメリットが受けられるの?
私 :面倒な人事・総務の仕事をアウトソーシングでき、本業に集中できます。

社長:具体的にいうと
私 :大きく5つのメリットがあります。

  1. 社内の誰にも相談できない人事、労務の相談相手ができ、本業に安心して専念できる。
  2. 従業員とのトラブルを予防して、定着率を上げてコストを下げる。
  3. 就業規則、賃金・評価制度などシステムができ、好きな経営に集中できる。
  4. 社会保険・雇用保険に関わる手続、給与計算をアウトソーシングでき、担当の事務スタッフを配置する必要がなくなり安心できます。
  5. お得な助成金を活用することで、コストを削減しながら、会社を強くすることができます。

4.顧問契約のすすめ



社長:なるほどね。でも、月々顧問料を払うのが、もったないな~

私 :だったら、自分で本で勉強したり、ネットで検索したり、役所に聞いてみたり、
社労士のお友達を作って相談するのが良いと思います。

社長:エッ!先生、冷たい~ね。
私 :ごめんなさい。仕事として、サービスを提供しています。無料では、他のお客様に申し訳ございません。それと安く提供すると、社長さまのためになりません。

社長:エッ!どういうこと?

私 :人は、無料のサービス、安いサービスには高い価値を見出せません。社長さまのお役に立つアドバイスも、実行される確率が下がります

社長:でも、同じ仕事なら、安い方がいいに決まってるよ。

私 :確かにそうです。でも、本当に「同じ」でしょうか?
社長:きっと違うね。

私 :社労士は、事務を通じて、継続的にアドバイスするからお役に立てると思っています。
社長:どういうこと?

私 :一時的な相談に見えられる社長は、切羽詰まった相談が多いんです。
社長:そりゃあ、困っているから相談に来るんだから。

私 :正直、話を60分聴いただけで、良いアドバイスができると思えません。
社長:なるほど。

私 :それは、黒字なのか、赤字なのか?資金繰りはどうなのか?社長さまのどんな解決方法を望んでいるのか?
   他にも?

募集すれば採用できるのか?
就業規則、雇用契約書、労働条件は、どうなのか?
過去の同じようなトラブルは、あったのか?
状況によってアドバイスは変わってきます。
社員名簿、賃金台帳、過去の経緯などが解らないと、
良いアドバイスなんて、できません。
人は足りているのか?
社長:なるほどね。情報をきちんと把握していないと適格なアドバイスができないということだね。

私 :はい、そうです。
社労士は、企業における採用から退職までの「労働・社会保険に関する諸問題」や
「年金の相談」に応じるなど、業務の内容と範囲が広いです。

社長:守備範囲が広いから、臨時の相談では力が発揮しにくいのか?
私 :それと、単発の仕事は、一時的に解決だけの終わってしまいます。

社長:どういうこと?
私 :例えば、「問題社員を何とかしたい」と相談だと、辞めてもらう話し方を伝えたり、でも、一時的なアドバイスは、根本的な解決にならないです。本当は、募集を増やし、社風にあった人材を採用できるようにしたり、マニュアル化を進めたり、教え方を見直したりすることが大切です。

社長:なるほどね。
私 :社労士は、求人や給与計算など実際の事務を一緒にやりながら、社員研修とかセミナー、コンサルも含めて、顧問契約をしながら、根本的なところから改善していくお使いがお得だと思います。

5.経営は投資!




私 :経営のコツは投資だと思います。
つまり、お金を何に使い、どう活かすかです。
社長:そりゃあそうだ。

私 :買い手と売り手だと、どちらが強いですか?
社長:もちろん、買い手だね。

私 :買い手の強みは、「誰からでも買うことができること」です!
社長:なるほどね。つまり、地域で一番安い社労士とも、お友達の社労士とも、自由に選べるということだね。

私 :口コミで評判の良い先生とも、地域で一番腕の良いと言われる社労士とも、契約ができます。
 
社長:買い手は選べるということだね。

私 :その通りです。
   社長は、単に「事務処理」をお願いしたいですか?
   それとも、人事労務の専門家が必要ですか?
   社労士に何を期待するかで、誰と契約すれば良いか変わると思うんです。


社長:なるほどね。先生はどう思うの?

私 :私は、「経営の投資」だと思っています。
   コストとして、「安さ」で選ぶのは損です。投資対効果が一番大きない相手と契約すべきです。つまり、リターンが一番大きい社労士と契約するのが得だと思います。いかがですか?
社長:なるほどね。

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